洗顔は最も身近なスキンケアです。
 
日常の習慣になっていますし、洗顔の手順も各自で決まっているでしょう。

しかしそのやり方は正しいですか?と聞かれると迷ってしまうものです。
 
このコンテンツでは、美容家・スキンケアセラピストの小峯貴子さんが推奨する洗顔法を紹介します。
 
情報が多すぎるとさらに迷ってしまうかもしれませんが、「こんなやり方もある」という参考にひとつしてお読みください。
 
小峯さんの著書「今すぐ美肌習慣」26~33ページを参考にしています。

鏡を見る

洗顔の時は、どんな体勢ですか?
 
ほとんどの女性は前かがみで下を向いているのではないでしょうか。目も閉じているので、当然自分の顔は見えません。
 

 
小峯さんはこれはNGとしています。その理由は
 
何も見えない状態でどこを洗っているかがわからないから。
 
小峯さんが推薦されているのは、鏡を見ながらの洗顔です。

体を折り曲げず、自分の顔を鏡でしっかりと見ながらくすんでいるところや皮膚のかたくなっているところなど洗うべきところをきちんと意識して洗いましょう。

これまでの習慣を変えるのは難しいですし、そもそも直立状態で洗顔できるの?という疑問も起きます。
 
そこで次のポイントが関連してきます。

顔を濡らさない

さて洗顔料を顔につけようという時、顔が濡れていること、多くないですか?
 
考えてみると、実は私も「下洗い」的な意味で何となく水で濡らしていました。
 
しかし、小峯さんによるとこれはNGなのです。
それはなぜかというと、

たいていの方は、顔が濡れたまま洗顔してしまいます。
 
顔が濡れていると、洗顔料をしっかりと泡立てたつもりでも、顔の表面に残っている水分によって泡が薄まってしまいますし、何よりせっかくの泡が流れてしまいます。
 
肌の上に泡がとどまってくれないということは、汚れをくるむ能力が一気に下がるということです。

肌に水分があると、
 
・泡が薄まる
・泡が肌から滑り落ちてしまう

 
というわけです。
 

 
一応強調しておくと、小峯さんは洗顔前に顔を濡らしてはいけないと主張されているわけではありません。
 
水で流すと大きなほこりなどを落とせるのでむしろ良いことなのですが、洗眼する前にはタオルで必ず水分を取るよう心がけましょう。

皮膚の流れに沿って洗う

「皮膚の流れ」は、バッグなどの素材に使われる「スエード」を想像して下さい。
 
起毛しているスエードは、撫でる方向によってスムーズだったり、毛が逆立ったりします。
 
スエードほどわかりやすくはないですが、皮膚にも細かい流れがあります。それに逆らうように手を動かすと皮膚に細かいキズを作ることがあるのです。
 

 
この細かいキズは肌荒れや吹き出物、乾燥の原因になりうるので、肌の美容トラブルを招きます。
 
「皮膚の流れに沿った動き」の概要はこんな感じです。

額、頬、鼻の下やあごは顔の中心線から外側へ
まぶたは縦方向は上から下へ、横方向は外側から内側へ
こめかみからアゴのラインは上から下へ
鼻は上から下へ

 
手を動かす際の参考にして下さい。

洗顔サイクルにメリハリをつける

ここでのメリハリをつけるとは、
 
肌のお手入れをしすぎない。
 
ということです。
小峯さんの解説です。

肌のお手入れをほとんどしないというのも問題ですが、やりすぎるというのも問題です。
 
お手入れをしすぎると肌は疲弊してしまいます。敏感な状態に陥ったり、肌を傷つけて不要な吹き出物をつくってしまったり・・・。
 
お手入れのしすぎで肌を傷めている女性は非常に多いのです。

ほぼ1年中、何がしかメイクをしていませんか?これではメリハリがなく、肌が休むヒマがありません。
 
小峯さんの「メリハリをつける」とは、一週間に一度は、きちんと洗顔だけをして、あとは手を抜くというもの。
 
「肌断食」に近い考え方といえそうです。
 

週に一度はディープ洗顔を

「ディープ洗顔」は小峯さんが提唱されている考え方で、簡単にいえばすごく念入りな洗顔です。
 
もっと詳しくは、こんな感じです。

・通常洗顔時の5~10倍の量の泡で洗う
(洗顔料の使用量は通常と同じ)
 
・目を開けたままで鏡を見ながら、くすみやシワ、たるみなどのトラブルが出ているところを丁寧に洗いこむ
 
・ディープ洗顔は、サロンなどで行われるケミカルピーリングと同等の美容効果が得られる

 
いわばこれも”メリハリ”のひとつです。
 
ディープ洗顔を行うことで化粧品のとり込みが格段に上がり、十分な水分を肌に届けられるようになります。
 
ほとんどの肌トラブルは水分不足が原因なので、美容面の大きなサポートになるのです。メイクのノリも良くなる実感が得られます。
 
ディープ洗顔には独特の手順がありますが、ここでは割愛させて頂きます。興味のある方は「今すぐ美肌習慣」を参考にして下さい。
 
概要でよければ、ディープ洗顔のやり方コンテンツで紹介しています。

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