美容アドバイザーの佐伯チズさんは、「30歳を過ぎたらクレンジングはクリームを使いましょう」と主張されています。
メイクがきちんと落とせる、肌に負担をかけない、必要な水分を奪わないなど、いくつものメリットがあるからです。
クレンジングクリームの使い方は人それぞれでいろんなやり方があります。
要はメイクがちゃんと落とせればいいのですが、ここでは佐伯さんの方法を紹介します。
(このコンテンツは佐伯さんの著書「美肌塾」の18~20ページを参考にしています)
メイク落としでは、まずアイメイクを落とします。
別コンテンツ佐伯チズさん式アイメイクの落とし方 使うもので、佐伯さんのやり方をまとめているのでそちらも参考にして下さい。まぶたの下にリムーパーを含ませたコットンをつけるのがポイントです。
アイメイクを落としたら、顔全体をクレンジングします。
1 さくらんぼ大のクレンジングクリームを手のひらにとって反対の指で混ぜて温めてから、額、両頬、鼻、アゴの5ヶ所にのせます。
2 下から上に向かってクリームをなじませます。手のひらと指全体を使います。手の基本的な動きは下から上へ、内から外へ、です。
3 額までいったら、鼻筋を小鼻へ向かって下がります。小鼻の横は汚れがたまりやすいのでやさしく丁寧になじませます。
4 最後は上唇の上の筋肉と口角をキュッと押し上げて終了。このあと、濡れたコットンで拭き取ります。
以上の手順でクレンジング剤とメイクを馴染ませたら、濡れコットンで拭き取ったらあとは素洗いして終了です。
この佐伯さんの方法でも実践されているように、クレンジングでは顔を水で濡らさないのが一般的です。
LCさんのジャムウ・クレンジングクリームも、肌は乾いた状態で使います。
「顔が濡れていても使えます」という製品もありますが、個人的には濡らさないクレンジングのほうがよく落ちる印象があります。
このへんは各自の好みのやり方でOKでしょう。「濡らしていても使える」タイプで十分落ちている実感があるなら、使って全く問題はありません。
ちなみに、スキンケアセラピストの小峯貴子さんが提唱されている「ディープ洗顔」でも顔は濡らさない状態で洗顔を始めます。
・ディープ洗顔のやり方 泡立てと手順 小峯貴子さん
「ディープ洗顔」はクレンジングではなく、週に一回程度行う「気合を入れた洗顔」です。
ピーリングや垢すりなどと同様に、「ちょっと強めのスキンケア」として選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。