いまや髪のカラーリングは誰もが行う”普通のこと”になっています。
 
色の種類も様々にあり、自分の好みはもちろんその時の気分で違うを色を試してみる、なんてことも可能になりました。

髪をかき上げる女性
 
髪を染めるには、美容院カラーと自宅で染めるホームカラーがあります。
 
ホームカラーはたくさんの製品が販売されていて値段も比較的手ごろ。好きな時に染められるので大変便利です。
 
ただし「ホームカラーリングは髪を傷める」という話があるのも事実。
 
実際のところはどうなのでしょうか?
 
ヘアライター・佐藤友美さんの著書「女の運命は髪で変わる」170ページから、佐藤さんの考えを紹介します。


女の運命は髪で変わる(楽天市場・レビューあり)

ホームカラーは髪を傷めるリスク高し

いきなり結論として佐藤さんの解説をどうぞ。

ホームカラーは一番髪が染まりにくい人に合わせて作られていますから、必要以上に髪を傷めてしまいやすいのです。
 
そして強い薬剤で一度傷んだ髪は、そのあとどれだけケアしてもなかなか修復されていきません。

市販されているホームカラーを使って染まらなかったら、当然クレームがつきます。
 
そうした事態を避けるために、染まりにくい人にも染まる強さの薬剤を使っているわけです。
 
そのため髪を傷めるケースも出てきます。
 
その点美容院でのカラーは安心です。

美容院でのカラーは、新しく生えてきた根元の髪と、すでにカラーリングされている中間から毛先の髪には、違った薬剤を使います。
 
また、カラーリングのあとには、頭皮についた薬剤をきれいに落とし、頭皮を弱酸性に戻す処理などもあり、一人ひとりにあった一番優しい処方でカラーしてくれます。
 

美容院のスタッフさんは、髪を扱うプロです。行きつけであれば、その人の髪に合う強さの薬剤を適切に使ってくれます。
 
それでもホームカラーを使う必要がある場合のために、佐藤さんはこのようにアドバイスされています。

どうしても今すぐ染めたいからホームカラーにしたいという場合は、根元だけを染めるようにしてください。
 
全体にカラーをもみ込むのはやめましょう。

いまは「優しい」「傷まない」をうたったホームカラーもたくさんあります。
 
それらを使って満足のいく染まり方をしているなら問題ありません。
 
しかし強めの薬剤で髪を傷め気味であれば、一度美容院でカラーの相談をしてみてはいかがでしょうか。実際に染めてもらうのも良いでしょう。(ある程度のお金がかかってしまいますが…)
 
薬の強さ云々より自分で染めるのって大変ですし、思うような色にならなかったり失敗もありますからね。