女性が5歳老けて見える髪ってご存知でしょうか?
 
「髪は女性の印象を大きく左右する」ことに異論を唱える方は少ないはず。
 
普通は「良い印象」を与えるべく髪を整えるわけですが、髪の状態によってはネガティブ印象を与えてしまうこともあります。

その一例が「5歳老ける髪」なのです。
 

 
そんな髪は絶対避けたいですよね!
 
このコンテンツではその「老けさせる髪」について、ヘアライター・佐藤友美さんの著書「女の運命は髪で変わる」176~179ページを参考にまとめています。


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女性を老けて見せる「老け毛」

佐藤さんはこういう髪の毛を「老け毛」と呼んでいます。

どんな女性でも、5歳老けて見せる毛があります。
 
それが、顔まわりに落ちた一本の毛です。しかも、その毛が”ちょびうねり”だったりすると、もっと老けて見えます。
 
私たちは、撮影現場でこの毛のことを「老け毛」と呼んで、徹底的に退治します。
 
この毛が一本あるかないかだけで、5歳は年齢が違って見えるからです。

たった一本で5歳とは、なかなかの破壊力ではありませんか?
 
普通であれば絶対NGですが、演技が仕事の女性は逆にこの毛を利用することもあるそうです。
 
映画やドラマなどで疲れた雰囲気を出したい時や演者さんを老けた印象にしたい時は、わざとこの老け毛を出すのです。

古い例で恐縮ですが、「おしん」の主人公のような生活に疲れた女性を表現するときにも顔まわりに毛が落ちていましたし、戦争映画などでも、この老け毛を出すことで生活に余裕がない様子を表現します。
 
大河ドラマで20代~60代まで演じ切る女性は、物語の後半にいくほど、顔まわりに毛を落としていきます。それくらい、この毛は見た目年齢に直結するのです。

解説にあった「おしん」とはこらち。
 

 
主人公の子役「おしん」を演じているのは小林綾子さんで、当時10歳でした。
 
「おしん」だけでなく女性の演者さんにも顔まわりに髪が落ちており、疲れた雰囲気が出ているのがわかるのではないでしょうか。
 
子供にもこれだけの「老け効果」を発揮しているのです。
 
これは一般の女性であれば絶対に避けたいところ。
 
それでは、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
 
佐藤さんのやり方を紹介します。

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老け毛を防ぐには ドライヤーをうまく使う(注意点あり)

老け毛を防ぐポイントは、朝のドライヤーにあります。
 
佐藤さんの解説です。

第1章で、きれいな髪は夜に作られるから、夜にブローしましょうと言いました。
 
でも、しっかりブローをしても、朝起きたら前髪や顔まわりの毛だけはクセが出てうねってしまうことがあります。なので、この毛だけは、朝に対処しましょう。

具体的なやり方は以下のとおりです。
 
ドライヤーの冷風をうまく使うのがポイントです。

まず、クセをとりたい毛を指ではさんでまっすぐに引っ張り、ドライヤーの熱風を10秒あてます。
 
そして、そのあと10秒間、ドライヤーの冷風をあてます。「まっすぐの形」を、冷まして固定するのです。
 
冷風がないドライヤーなら、手で持ったまま熱がとれるまで待つだけでも大丈夫です。
 

やり方としては簡単ですが、注意することもあります。

このとき、ひとつ注意点があります。
 
ドライヤーの熱は、毛先ではなく、根元にあててください。
 
というのも、髪は根元がまっすぐにならないと全体がまっすぐにならないからです。毛先にアプローチしても意味がないのです。
 
毛の根元をまっすぐに引っ張りながら温めることで、クセがなくなります。
 
耳にかけた毛がうねるとこも、この方法でまっすぐに戻すことができます。耳かけのうねり毛も老けを呼ぶ毛ですので、ここぞというときは退治してください。

ぴょこんと飛び出る、いわゆる「アホ毛」も女性を疲れた見た目にしてしまいます。
 
佐藤さんによると、指で毛を折り曲げてドライヤーの熱を与えると収まりがよくなるそうです。
 
産後脱毛の後に出てくる短い毛も、同じ方法で対処できます。
 
誰かから「疲れてる?」と聞かれた時は、お肌の状態だけでなく、顔まわりの髪や”アホ毛”もチェックしてみてください!

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