”貧乏パーマ”ってご存知でしょうか?
髪を三つ編みにして寝て、朝起きたときに軽くウェーブのクセをつけるヘアアレンジ法(?)のひとつです。
ちょっと残念な感じの名前ですが、実はなかなか優秀なやり方なんですよ!
ヘアスタイリスト・津村佳奈さんの著書「なぜか美人に見える人は髪が違う」に、上手なやり方が解説されていました。
おさえるべきポイントや注意点もあるので参考にしてみて下さい。
(このコンテンツは「なぜか美人に見える人は髪が違う」98~100ページを参考にしています)
楽天市場
なぜか美人に見える人は髪が違う 髪が変わると顔も変わる【電子書籍】
「髪に軽く流れをつけたい」時にオススメ!貧乏パーマ
「貧乏パーマ」は、「髪にちょっとクセをつけたい」という方にピッタリです。
生まれつきのストレートヘアは綺麗ですが、たまにはちょっとクセがほしいと思う人は多いようです。
確かに力の抜けた自然なダウンスタイルには、ゆるやかな毛流れがあった方が柔らかく見えますし、まとめ髪にするときにも少しクセがあった方がまとまりやすくなります。
とはいえ、毛流れを作るための作業時間がない、という方も多いはず。
そこでオススメなのが、寝る前の一工夫です。しかしここで紹介するのは三つ編みではありません。
津村さんのやり方を紹介します。
三つ編みよりもお団子がオススメの理由
津村さん式貧乏パーマは「お団子」を作ります。
かといって毎朝髪を巻くだけの時間はとれない…という人にオススメなのが、寝る前の「仕込みおだんご」。
津村さんが三つ編みよりも「仕込みおだんご」を勧めるのはこんな理由があります。
でも、毛束を分けてギュッと三つ編みをすると髪がペタンとして根元が寝てしまうし、毛先はピンとしたストレートになり、かえって中間のソバージュ感が目立ってしまいます。
だから大人は頭頂部でゆるいおだんごをつくって、ゴムが伸びたくらいのゆるゆるのシュシュでまとめて寝ましょう。
これだけで髪にゆるい流れがつきます。
朝になれば大人っぽいゆるっとした巻き髪ヘアができています。
頭頂部に髪を集めるため、根元も自然に立ち上がってシルエットも綺麗。毛先も丸めておけば、朝起きてシュシュをとるだけてゆるっとしたニュアンスのあるカールができているのです。
かなりお手軽にアレンジできますが、注意点もあります。
お団子を作る注意点3つ
簡単にできる”お団子パーマ”ですが、注意点が3つあります。
・お団子を作る位置
・髪をしっかり乾かす
・ゆるいゴムでまとめる
津村さんの解説です。
おだんごにする位置は、自分で思っているよりさらに上の方にとめるようにしてください。
横になったときに枕にぶつかるようでは眠るときに気になってしまいますので、襟足にパラパラ落ちる髪の毛は気にせず、思いっきり頭のてっぺんにもちあげて、毛束を持ったらねじりながら毛先をぐるぐるおだんごに巻きつけるようにして固定すればOK。
毛先まで巻き込んだ方が自然なカールになります。
髪が濡れたままお団子にしたり、強いゴムできつくまとめると髪が傷む原因になってしまいます。
注意点は、前夜に髪の毛をしっかり乾かすこと。ここでちゃんと乾かさずにまとめてしまうと髪が傷む原因になるので、注意してください。
また、強いゴムで結んでしまうと変なクセが強くついてしまったり、地肌に負担をかけて抜け毛の原因になってしまうので、あくまでゆるいゴムを使いましょう。パイル地のものや使い古してゆるゆるになったシュシュで十分です。
お団子で寝るといろんなメリットがあります。
この寝るときおだんごヘアは、起きたときの片側だけの毛先のハネや、うねりも解消できます。
枕と頭の関係を考えてもらえばわかると思いますが、髪をおろしたまま枕に寝ると、首筋に沿うように髪がうねります。セミロングくらいの長さであれば、枕で中間の髪がへこむために、毛先だけがハネてしまうのです。
でも、上に向かって髪をまとめていると、毛穴が潰れず根元の髪がすべて立ち上がったままなので、シュシュを取ったときにふんわりと丸みのあるシルエットができあがるのです。
トップの毛も寝ないので、頭の形もキレイに見えること間違いなし。
パーマをかけている人も、このおだんごで寝れば、朝わざわざ水で濡らさなくてもカールが簡単に復活します。
そのままダウンスタイルにしてもいいし、アレンジしてもOK。一日中、ゆるっとエフォートレスなニュアンスをキープすることができます。
いかがでしょうか?
なかなかイイ感じではないでしょうか。
興味のある方は実践してみて、その他のケア方法などは津村さんの本も参考にしてみて下さい。