「濡れた髪は傷みやすい」とはよく知られるようになりました。
 
髪を濡れたまま放置するのがなぜダメなのか、当サイトでもいくつかコンテンツを作っています。(関連記事をご覧ください)


 
素早く乾かすためにはドライヤーの使い方がポイントです。
 
ここではヘアスタイリスト・津村佳奈さんの著書「なぜか美人に見える人は髪が違う」92~95ページを参考に、津村さんおすすめのドライヤーの使い方を紹介ます。

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つむじの流れで髪の生え方には左右で差

ドライヤーをうまく使うためには、まず”つむじ”の流れ方を理解しましょう。
 
津村さんの解説です。

髪は、頭頂部にあるつむじの毛流れによって、円を描くように生えています。
 
ですから、髪の毛はほとんどの人(約8割)が右回り、つまり時計回りに生えています。
 
前髪が12時、右側が3時、後頭部が6時、左側が9時というイメージで、渦を巻くように生えているのです。
 

つまり髪の毛が生えている方向には”偏り”があるのです。
 
なので全体を同じように乾かすと左右で髪の毛の量に差が出てしまいます。

そのまま乾かすと左側の根元は立ち上がりやすく、右側の根元は潰れてしまいがち。
 
ボブなどの方は、左耳の後ろに髪がたまりやすくなっていると思いますが、それはつむじによる毛流れが理由です。
 
毛量もどうしても左側が多く、右側が少なくなりがちですから、右側の少ない毛先がハネやすくなってしまうのです。

ここまでを理解してドライヤーの使い方を工夫しましょう。
 
津村さんの解説を以下に紹介します。

ショート・ミディアムレングスの方向け ドライヤーの使い方 ツヤの出し方も

ショートからミディアムの長さであれば、つむじの流れに逆らうようにドライヤーを当てるのがポイントです。
 
つむじによるクセが緩和され、スタイリングしやすくなります。
 
津村さんの解説です。

乾かすときにはつむじと反対まわり、反時計回りに下から上に向かって乾かすと、ブラシを使ってブローしなくてもすべて解消できます。
 
本来の毛流れに逆らって乾かせば根元のクセがリセットし、自然な立ち上がりがつきます。
 
これで9割まで乾かしたら、元のスタイルの髪型に戻して、毛先を軽く下に引っ張るように伸ばしながら、上からドライヤーを当てて仕上げます。
 
上からドライヤーを当てると、剥がれかけていたキューティクルの流れが整うので、面でツヤも出ます。
 
これは、ショートからミディアムレングスの方にオススメのドライ法。
 
自然と根元に空気が取り込まれて立ち上がるので、トップにふんわりとした丸みのあるシルエットが完成し、頭の形もキレイに見えます。
 

ロングの方向け ドライヤーの使い方とツヤの出し方

つむじの影響があっても、ロングヘアではショートの場合と違うドライヤーの使い方をします。

一方、ロングの人は反時計回りに乾かすといっても長い髪がなびいてしまって難しいと思います。
 
その場合は、全ての頭皮に垂直になるように風を当てて、内側から空気を入れるようにドライヤーを当てて下さい。
 
すべての根元が立ち上がるように意識して風を当てるといいと思います。
 
そして、最後にトップから髪を前にもってきて、下に引っ張りながら乾かすと、前に向き直ったときには自然と後頭部がふんわりとしたシルエットになります。
 
仕上げはボブやショートと同じように仕上がりのスタイルに戻して、下に引っ張りながら上からドライヤーを当てると、ツヤが出ます。
 

一通り乾かし終わっても、注意点があります。

ただし、乾かし終わったからといって、ここで、ギュッとゴムでまとめないでくださいね!
 
クセがつくと「うねり」になってしまうので、長い髪の毛が邪魔なときは、根元の立ち上がりを消さない程度にやさしくまとめておくと、根元の立ち上がりが朝までキープできると思います。

つむじの「クセ」が原因で、思うようなスタイリングができない方は津村さんのやり方が参考になるのではないでしょうか。
 
さらに詳しくは、津村さんの著書を参考にしてみて下さい。

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