「髪の健康維持には頭皮が大事」とは多くの方がご存じのはず。
 
しかし具体的なチェック法についてはかなりあやふやではないでしょうか?


 
頭皮を見る、というと頭頂部を連想しませんか?それでもOKなのですが、もっとわかりやすい場所があります。
 
このコンテンツでは頭皮のチェック法や状態の判断の仕方などを、ヘアスタイリスト・津村佳奈さんの著書「なぜか美人に見える人は髪が違う」34~37ページを参考にしてまとめています。(この本はとても参考になりますよ!)

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健康な頭皮の色・NGな色と頭皮の状態

頭皮には全身の健康が反映され、その状態は色でわかるそうです。

頭皮の色には、全身の健康状態が出ます。
 
全身の健康状態と聞くとビックリされるかもしれませんが、頭皮や髪の健康度は全身の健康とつながっているのです。
 
ふだんは髪の毛に覆われているために自分では見えないと思いますが、健康的な頭皮は、本来「透明感のある青白い色」をしています。
 

いわゆる「肌の色」ではないんですね。

二の腕くらいの肌の色をしていたら、それはもうくすんでいる証拠。老廃物が蓄積されて疲れてくると、頭皮はくすんで黄ばみ、茶色っぽくなってくるのです。
 
(中略)
 
頭皮がピンク色にまでなってしまうと危険信号。乾燥してバリア機能が低下していたり、血行不良による酸欠状態です。放っておくと老化へまっしぐらなので、エイジングケアを強化したほうがいい状態です。
 
(中略)
 
赤みの強い頭皮はかなりの危険信号です。紫外線によるダメージで炎症を起こしている可能性もあります。

こうした頭皮に現れる疲労のサインは、放っておくと抜け毛や薄毛、白髪などの原因になるので、すぐにケアをしましょう。
 
次に、頭皮にダメージを与えることをまとめます。

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頭皮にダメージを与えるもの

頭皮にNGなこととして、津村さんはこれらを挙げています。

・ストレス・疲労の蓄積
・喫煙習慣
・アルコール習慣
・花粉症などのアレルギー
・寝不足
・紫外線

 
全身の健康にも良くないものばかりですね。
 

 
これらが継続すると、頭皮の色にも反映されてきます。

疲労の蓄積だけでなく、喫煙習慣やアルコール習慣によっても茶色っぽくなりますし、花粉症などのアレルギーを持っている人もくすみがち。

どんな色をしているか調べるには、頭皮であればどこを見ても良いのですが、津村さんおすすめの”わかりやすい場所”があります。

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頭皮はこめかみでチェック 眼精疲労対策は

それでは頭皮の状態でどこでチェックするのでしょうか?
 
津村さんは「こめかみ」を勧めています。

頭皮チェックにいちばん適しているのはこめかみです。
 
手持ち鏡などをもって、こめかみの髪を少しめくって見てください。
 

こめかみの頭皮であれば、鏡で確認するのは簡単ですね。
 
しかもこめかみの頭皮は健康状態がわかりやすく出るそうです。

こめかみは、目から近い場所でもあるので眼精疲労がわかりやすく出やすい場所。
 
頭皮だけでなく、この部分の「髪」が突然クセ毛や白髪、短い切れ毛になっていたら、かなりの要注意信号です。
 
目の疲れや血行不良などの影響が、頭皮だけでなく髪にも出ているという証拠です。
 
(中略)
 
こめかみやもみあげの白髪が目立って悩んでいるという方は、たいてい目を酷使されるような事務の仕事についているか、日常的に緊張感の強い仕事についていることが多いようです。
 

PCやスマホを日常的に使う現代社会では、目を酷使します。眼精疲労を自覚している方は多いのではないでしょうか。
 
定期的に目を休める、目を温めるといったよく知られた対策に加え、津村さんはこのようなやり方を紹介されています。

自分でこめかみに指を当ててジワーッと押すと、つぼを押されているような感覚を感じられますから、目が疲れてきたら試してみてください。
 
(中略)
 
首や肩のストレッチそのまま頭皮のストレッチにもつながります。
 
気づいたときに、こわばった身体を伸ばすように意識するだけで髪もきれいになりますから試してみてください。

髪の健康といえば、栄養や「頭皮を清潔に」といったことが強調されます。
 
これらももちろん大事ですが、頭皮自体の健康状態も意識してみてはいかがでしょうか。
 
身体に良くない習慣をやめ、ストレッチやマッサージで頭皮の血行を促進しましょう。

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