雨の日や湿度の多い日に髪がまとまらないのは、多くの女性の悩みではないでしょうか。
 
晴れの日とは違うケアが必要になることもあります。


 
ちょっと面倒な雨の日の髪の対処法について、ヘアスタイリスト・津村佳奈さんのおすすめのやり方を紹介します。
 
髪の扱い方のコツや、雨の日に効果的な質感などがわかります。
 
津村さんの著書「なぜか美人に見える人は髪が違う」170~172ページから一部抜粋しています。(この本はとても参考になりますよ!)

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雨の日に髪がボサボサでまとまらない・うねる理由

まずは、雨の日に髪が扱いにくくなる理由から。

雨の日に髪が広がりやすくなってしまって憂鬱に感じる人は多いと思います。
 
その原因は、髪の水分量。湿気によって必要以上の水分が髪に入り込むと、髪が膨張して広がり、まとまらなくなってしまうのです。
 

雨の日の「うねり」も水分が関係しています。

もともと髪が傷んでいる場合には、それがさらにうねりへとつながります。
 
剥がれかけているキューティクルの隙間に水分が入り込んで膨張させるのですが、傷んだ部分と傷んでいない部分によって水分量が不ぞろいになるために、髪にうねりをつくってしまうのです。

扱いにくくなる雨の日の髪の対処については当サイトでもいくつか紹介しています。(関連記事をご覧ください。)
 
ここでは津村さんの考えをどうぞ。

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対策その1 タイトにまとめる ただしメイクでの注意点あり

雨の日の対処法ひとつめは、髪をタイトにまとめてしまうこと。

私たちの髪は、日常的な紫外線や摩擦、カラーリングなどで、傷んでいない人はほぼいませんから、雨の日はいっそタイトにまとめる方がキレイに見えると思います。
 
おくれ毛を出すと首にぺたっとはりついてしまうこともあり、清潔感が損なわれてしまうので、できるだけタイトにまとめてちょっぴりモード感を出すとキレイです。
 
いつも来ている服でもタイトなヘアにすると少し雰囲気が変わってクールに見えますから、イメージを変えることもできますよ。
 

タイトにする場合、メイクでの注意点があります。

ただし、「地味」に終わらないようにアイメイクをしっかりして、目元の印象は強くした方がいいでしょう。

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対策その2 ウェットな質感を出す スタイリングの裏ワザも

津村さんオススメのもうひとつの対処法は「ウェット感を出す」です。

ショートやボブのときは、ウェットな質感を楽しむのも素敵です。
 
濡れたような質感にするだけで、雨の日特有のモワッとした広がりを抑えることができます。

この質感を出すためのちょっとした「裏ワザ」も紹介されています。

スタイリングには、市販のウェット質感用のスタイリング剤もありますが、手持ちのシアバター系のスタイリング剤にオイルを混ぜるだけでもOK。
 

もう少し長めの髪ならこちらを。

セミロングぐらいの長さであれば、人差し指の爪の背で一回すくったぐらいの量のスタイリング剤を手にとり、そこにオイルをワンプッシュ(パール大)加え、混ぜながら手の平全体に広げます。

髪につける際にもコツがあります。

両手の平全体にいきわたったら、根元をはずして中間から毛先までの髪に、パーの手でまんべんなくなじませてください。
 
いつものスタイリング剤をなじませるときよりも毛先により多くつくように、できるだけ指を開いて毛先を何度も通すようにすると、いい具合にウェット感が出ます。

ウェット感をプラスしたいなら…

もしウェット感が足りないと感じたら、少量のシアバターを指先にとり、毛先にだけつけながら束感の演出を。
 
いつもと同じデニムスタイルでも、クールにかっこよく見えてくると思います。
 

ここまで紹介してきましたが、「ウェットスタイルはやったことない」「自分に似合うのかな?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
 
そこで次に、ウェットスタイルを決めるためのポイントを紹介します。

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ウェットスタイルにはこの服を合わせよう

ウェットスタイルにはなじみがない、という方は意外と多いかもしれません。
 
津村さんによると、ウェットスタイルは服(およびメイク)との相性がポイントになるそうです。

ウェットスタイルは、もしかしたら難易度が高いと思われる人もいるかもしれませんが、それは服装とのあわせ方に影響されます。
 
実は、コンサバな服やフェミニンな印象の服にウェットな質感の髪をあわせると、途端に清潔感がなくなってしまうのです。
 
ウェットスタイルにするときには、クールなイメージの服、モードなイメージの服、メンズライクでちょっとハードな服の方が似合います。
 
そして、赤みの強い口紅の方がしっくりきます。
 

「ウェットスタイルやったことないなぁ」というあなたは参考にしてみて下さい!
 
そしてスタイリング剤に混ぜるオイルとして、ラブコスメさんの「ナデテ」もチェックしてくださいね。

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