突然ですが、シャンプーとトリートメントはどちらにお金をかけますか?
どちらかといえば、トリートメントにお金をかけたくなる方が多いのではないでしょうか?
実は私もそうなのですが、ホントのところはどうなのでしょうか。
ヘアライター・佐藤友美さんが、著書「女の運命は髪で変わる」160~163ページで明確に回答されています。
ポイントをまとめて紹介します。
※この本は、とても参考になりますよ!おすすめです。
成分に差がつくのはシャンプー
結論から書きますと、
シャンプーを優先するのが良いようです。
これはシャンプーの方が値段の差が出やすいから、というのが理由です。
佐藤さんはこのように解説されています。
もし、シャンプーとトリートメントのどちらかにしかお金をかけられないのであれば、迷わずシャンプーにいいものを使ってください。
なぜなら、高いトリートメントと安いトリートメントは、値段の差ほど内容成分の差はないのですが、シャンプーは、高いものと安いものでは、成分に大きな差が出るからです。
頭皮に直接つけるシャンプーは、石油由来の原料ではなく、肌に優しい成分を使ったものを選ぶのがいいでしょう。
シャンプーを重視するのは、佐藤さんがシャンプーは頭皮を洗うものというお考えだからです。
(これは”髪のエキスパート”の間では共有されている認識です。下の関連記事をご覧ください)
トリートメントにお金をかけたほうが髪に良いイメージがありますし、髪に合うものであれば実際に髪のコンディションキープに役立ってくれるでしょう。
しかし髪は頭皮から生えています。なのでまずは頭皮を健全に保つ必要があるのです。
シャンプーは頭皮を洗うものなので、頭皮に優しい成分で作られているのが理想的なのです。
頭皮が荒れてしまっては、髪そのものの健康が損なわれてしまいますからね。
これに関連して、シャンプーの使い方にも注意しましょう。以下にまとめます。
シャンプーは適量を使う 美容師さんに相談すると理想的
シャンプーのモコモコ泡で髪と地肌をスッキリ洗う…まるでCMに出てきそうなシーンです。
それでトラブルが起きていなければ問題ありませんが、とにかく泡立てるのが目的でこうした使い方をしているなら、それはあまり良くないかもしれません。
佐藤さんの解説です。
シャンプーは洗浄力がすべて、は間違い
シャンプーが泡立たないとイヤといって、適量の2倍ものシャンプーを使って洗う人がいますが、これは頭皮によくありません。
顔につける洗顔料はマイルドなものを選ぶのに、頭皮に関しては洗浄力の強さや泡立ちの良さを重視してしまうのは実に矛盾した行為です。頭皮も肌同様に、優しく洗ってあげましょう。
とはいえ、泡が立つと”洗ってる”感が出るのは事実です。
そこで佐藤さんはこんな対策を紹介されています。
どうしても泡立ちが欲しいのであれば、予洗いといって、シャンプーをつける前に、一度お湯で頭皮全体を洗っておくことをおすすめします。
すると、普通に洗うよりも少量の液でも、ちゃんと泡が立ちます。
上でも少し触れましたが、「シャンプーは頭皮を洗うもの」という考えは、当サイトでこれまでに何度か紹介しています。
シャンプーにお金をかけるのも、適量を使うべきなのも、頭皮(肌)を洗のでマイルドなものが良い、というわけです。
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