「顔のたるみ対策」と聞いたら何を連想しますか?

ネットを検索すると、「顔の筋肉を動かすエクササイズ」や、いわゆる「変顔」をキープして〇秒、といった動画などがヒットします。
 

 
「私のクリニック」院長の平田雅子医師は、顔のたるみ改善に頭皮マッサージを推奨されています。
 
このコンテンツでは、その理由ややり方を紹介します。
 
(雑誌「壮快」2022年2月号(楽天市場)82~83ページを参考にしています)

頭皮マッサージの効果 たるみ対策に加えてくすみ・頭髪にも!

たるみ対策になぜ頭皮マッサージがいいのでしょうか?
 
平田医師の解説です。

これまで、私は患者さんの数々の肌の悩みを診てきました。
 
そして、皆さんに伝えているのは、「マッサージをするなら、顔ではなく頭にしましょう」ということです。
 
頭皮は顔とつながっており、顔のたるみやシワと深い関係があります。
 
頭皮がかたくなって動かなければ、顔の筋肉も動きにくくなり、筋肉が衰えてたるんでしまうのです。
 
(中略)
 
頭皮マッサージを継続することで、たるみやシワ、むくみの改善、スッキリとしたフェイスラインが期待できます。
 

特に現代の生活は頭皮がかたくなりがちです。

日常生活において、パソコンやスマホなどで目を酷使し、頭皮がこってカチカチにかたくなり、動かない人はたくさんいます。
 
そういう人が、マッサージで顔の筋肉をがんばって引き上げようとしても、頭皮が固まっていて動かないので、あまり効果は得られません。
 

頭皮マッサージはたるみ以外にも効果が期待できるそうです。

頭皮マッサージで頭皮が緩むと、顔の筋肉が動くようになります。
 
血流がよくなるので、顔色が明るくなり、くすみの解消にも役立ちます。加えて、顔の保湿を欠かさずに行うと、鬼に金棒です。

続けることで、頭髪にも良い効果があるそうです。

頭皮マッサージを行った人のなかには、薄毛や円形脱毛症が改善した人もいます。
 
頭皮の血流がよくなると、細い毛が丈夫になる、抜け毛が少なくなるなど、髪によいことも多いのです。
 

次に、頭皮マッサージのやり方を紹介します。

頭皮マッサージのやり方 注意点もあり

平田医師が勧める頭皮マッサージのやり方は以下のとおりです。

・両手の指を頭に当てて、頭皮をずらすように動かす。力加減やずらし具合、ずらす方向は自分が気持ちいいように調整する。頭全体で行う。
 
・頭皮が特にかたい人は、指の間隔を狭くして、寄せるように小刻みに動かすとよい。
 
・最初は一分、慣れてきたら三分など、疲れないよう時間を設定して行う。一日に好きな頻度(最低一回)やタイミングで行ってよい。
 
・側頭部をマッサージするときは、指で丸い円を描くように、前へ後ろへと頭皮を動かすとよい。
 

 
注意点もあります。
 
普段より大幅に血圧が高いときは行わない(特に入浴中)行っている最中に頭がぼーっとするときは中断する
 
指で頭皮をこすらないようにする 特に頭皮が乾燥している人や皮疹がある人は注意する
 
指で頭皮をこするのではなく、頭皮をずらすように動かすのがポイントですね。
 
簡単な動作なので、思い出した時にでも実践してみて下さい。
 
平田医師の考えについては他のコンテンツもあるのでお時間があったら関連記事をご覧ください。