当サイトをご覧下さっている皆様は、朝からヘアスタイルはどのように作っているのでしょうか?
自分に合う髪型は決まっているので毎回ほぼ同じやり方で問題ありません。
しかしおしゃれしたい!という時はコーディネートにちょっと違う考え方をしてみるのもアリではないでしょうか。
ヘアスタイリスト・津村佳奈さんの著書「なぜか美人に見える人は髪が違う」20~22ページを参考に、津村さんのコーディネートの考え方を紹介します。
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服を意識してヘアスタイルを考えてみては
津村さんは、お客さんからある悩み事を頻繁に相談されるそうです。
サロンに来ていただくお客様からたびたび聞く悩みのひとつに、「どうしても『あか抜けた感じ』にならない」というものがあります。
そういうときにこそ新しいヘアを提案したいところですが、その前にもっと大きな問題があります。
それは、「朝のルーティンの順番」。
この悩みを話してくださるお客様に朝のルーティンについてきいてみると、ほとんどの方は、朝起きてパジャマのままでメイクからスタート。
メイクしながらヘアもついでに整えて最後に服を着替える・・・というパターンなのです。
つまりヘアスタイルと服を決める行程が別々ということですね。
しかし当然ですが、人から見られるのは髪だけではありません。
でも、「オシャレな人」と言われて思い浮かべるのは、どんなタイプの服でも、どんなシチュエーションでも、全身の雰囲気が統一されている人ですよね。
その日がカジュアルな服装になるか甘めのワンピースになるかを決める前に、いつもの流れで同じメイクとヘアにしているから、毎日同じ顔とヘアになってしまって、服との一体感が出せなくなっていたのです。
お洋服のコーディネートを考えるときは、コートやアクセサリー、靴やバッグと一緒にトータルで考えるはず。
でも、洋服は着替えるのにヘアやメイクはいつも同じだという人が本当に多いのです。
実際には、こういうやり方ってありがちじゃないですか?
「とりあえず髪を作ってから、着る服を決める」(またはその逆)という感じです。
それできっちりコーディネイトできれば問題ないのですが…
私たちは、いつも「トータルの雰囲気」で人のオシャレ度を見ています。
服だけ力の抜けたカジュアルなのに顔がしっかりメイクのコンサバ顔では、オシャレ度は半減。カジュアルな服が浮いて見えてしまいます。
逆に、素敵なワンピースを着てクラッチバッグを持っているのに、ヘアがボサボサでメイクもしていなかったら、「今日はがんばってオシャレな服を着ているけど、いつもは違うんだろうな」なんて見えてしまうかもしれません。
髪、メイク、服、アクセサリーに統一感が必要、ということですね。
なので可能であれば服を着て、もしくは服を意識しながら髪を決めるのが理想的なのです。
津村さんはそれ以外の要素も考慮するよう勧めています。
天気予報も参考に まずはヘアスタイルだけでもアリ
津村さんは、天気予報もコーディネートの参考にします。
ミスマッチを防ぐために私が提案するのは、朝の支度の一番はじめに、天気予報を見ながら洋服のコーディネートを考えること。
天気やその日の外出予定に左右される、「靴」からコーディネートを考えるのもいいと思います。
そこに、今日着たいトップス、スカート、ワンピース、アクセサリー・・・とコーディネートを決めて、それからメイクとヘアを考えていきます。
首元はつまっているのか開いているのか。スカートなら丈は膝上なのか膝下なのか。全身のコーディネートで、自分の顔の雰囲気と服やメイク、ヘアの甘さと辛さを調整するのです。
ヘアスタイルは印象を変える力が強いのは、多くの方が実感しているのではないでしょうか。
とくにヘアスタイルは顔の額縁ですから、ヘアスタイルを変えるとそれだけであなた自身が新鮮にうつります。
いつもダウンスタイルの人がちょっとまとめ髪にするだけで、隠れていた魅力が出て首筋にドキッとさせられますし、逆にいつも髪をまとめている人がダウンスタイルにすると、女っぽさが出て色気が出ます。
ヘアをちょっと変えるだけで、あなたの魅力は大きくアップします。
津村さんも主張されているように、あれこれ考えるのが難しければ、とりあえず髪だけを変化させるのはいかがでしょうか?
髪を変えるとインパクトが大きいですからね。(関連記事もご覧ください)
「この服なら、今日は髪をまとめてみよう」「髪の分け方を考えてみよう」といった感じで、特別な日に実践してみてはいかがでしょうか。