突然ですが、あなたがドライヤーで最も重視している機能は何でしょうか?
近年はマイナスイオン生成は当たり前になり、「静電気防止」「風温度維持」など様々な機能を備えた製品があります。
あれこれあって迷ってしまいますが、ドライヤーはどの機能を最も重視すれば良いのでしょうか?
ヘアスタイリスト・津村佳奈さんが著書「なぜか美人に見える人は髪が違う」で、優先すべきドライヤーの機能を解説されています。
同書の66~68ページから一部抜粋して紹介します。(この本はとても参考になりますよ!)
まずは(おなじみ?)髪を乾かすことの重要性から。
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「髪ダメージは10倍軽くなる」「8割乾燥は間違い」
このサイトでも何度か紹介しているように、濡れた髪はとにかく速攻で乾かさなくてはいけません。
津村さんは「すぐ乾かすだけでダメージは10倍軽くなる」として、このように解説されています。
髪は濡れているとキューティクルから開いた状態になります。
だから、そのままにしているだけで髪の内部の水分がどんどん蒸発してしまいます。お風呂から上がったら何よりもまず、できるだけ早く髪を乾かしましょう。
(中略)
もしそのまま寝てしまったら、開いたキューティクルが枕との摩擦でどんどん剥がれていってしまうことにもなりかねません。
髪を乾かすといえば、「髪は8割方ドライヤーで乾かして、あとは自然乾燥でOK」という話を聞いたことはないでしょうか?
津村さんによるとこの考え方は間違いなのだそうです。
通説では、「髪は8割乾かせばいい」と言われ、8割をドライヤーで乾かしたら残りは自然乾燥するという人もいますが、これは大きな間違いです。
濡れているというのは、キューティクルがまだ開いている状態。
すると、あらゆることをきっかけに、キューティクルがはがれてしまいます。
とにかく、しっかりと乾かすことが大切なのですね。
次のコンテンツでは、乾かす大切さを津村さんが実感した例と、ドライヤーの機能で重視すべきことを紹介します。
ちゃんと乾かすだけで状態改善 ドライヤーはイオンよりも風量!
髪をしっかり乾かす習慣をつけるだけで、実にわかりやすく髪の状態が改善するそうです。
髪がまとまりにくいというお客様のなかには自然乾燥派という方もけっこういるのですが、きちんと乾かすようにお願いしただけで、翌月から驚くほど手触りが変わります。
お風呂から出たらまずはタオルドライを行い、すぐにドライヤーで100%乾かすようにしましょう。
「ドライヤーの熱が髪にダメージを与えそう」と心配するむきもあります。
それに対して津村さんはこのようにアドバイスされています。
なかには、ドライヤーの熱が髪によくないのでは?と心配されている方もいるのですが、今は髪にダメージを与えにくい低温度のドライヤーがいろいろなメーカーから出ています。
風量も多く、低温度でも乾かす時間がほぼ変わらないのでいいですよ。
津村さんはドライヤーには風量の多さをとても重視されています。
もちろん風量が多いほど好ましく、これは付加されてる高度な機能(イオン生成など)よりも優先すべきなのだそうです。
新しくドライヤーを買おうとされているなら、マイナスイオンなどの機能より、なによりも風量を重視して、短時間で髪を乾かせるものを選ぶといいと思います。
マイナスイオンなどは髪に良い作用をもたらしてくれますが、何よりもまずは髪をしっかり乾かすことが大切というわけですね。
最近は高度な機能に加えて風量を売りにするドライヤーも増えているようです。(そういう機種は良いお値段しますが…)
津村さんのアドバイスも参考にして製品をチェックしてみて下さい!