女優の八千草薫さんは、2019年にお亡くなりになる直前までドラマに出演されていました。
当時87歳だったのですが、年齢を感じさせない美肌をキープされていたそうです。
このコンテンツでは、八千草さんの肌ケア法について紹介します。
以前当サイトで紹介した内容よりも、さらに「シンプル」だったようです。
(雑誌「週刊新潮」2018年5/3・10日号168~169ページを参考にしています。
八千草さんの肌 シミがなく艶はあり
まずは八千草さんのお肌のコンディションから。
ドラマで共演した、女優の池谷のぶえさんのお話です。
八千草さんが現場に入っても、さほどメイク時間もかからず撮影が始まりますからね。たくさん化粧しているとは思えない。
それなのに、お顔を拝見するとシミがなくて艶があり、所作も含めて内面から滲み出るような美しさを感じます。
女性であれば、その状態をキープする秘訣が気になるところですが、実際には・・・
いろいろとお尋ねしたいことはあるけれど、きっと”何もしていない”とお答えになるでしょう。
撮影は3月からで、大半は御殿場など郊外ですが、野外でもお付きの方が八千草さんに日傘を差すなんて特別なことはせず、演技も含め自然体で穏やかな方ですから。
演技をしていない間はさすがに日陰で過ごされているでしょうが、移動の際などに日傘を差すことは少ないようですね。
とはいえ、それほど良い肌の状態を保っているからには、八千草さんは何か特別な美容法を実践されていたのでは?と考えてしまいます。
この件については八千草さん自身が女性誌のインタビューに回答されています。
日焼け止め・ファンデもなし!洗顔と化粧水だけ 医師の解説
八千草さんのケア方法は、思わず「それだけ?」と言ってしまいそうな簡単さです。
普段は日焼け止めもファンデーションも塗りません。
(略)
毎日の洗顔は固形の洗顔せっけんで丁寧に。そのあと、化粧水をつけるくらいです。
(「夫人公論」2015年4月14日号)
これだけでホントにいいの?と考えてしますが、よしき皮膚科クリニック銀座の吉木伸子院長はこのように解説されています。
全体にシンプルなケアをしていらっしゃるため、肌に余計な負担がかかっていません。
強い日焼け止めや、過剰なアンチエイジングは、かえって肌老化を促進してしまうこともあるので要注意です。
加えて、白金ビューティフルエイジングクリニック・山口麻子院長による、経験を交えた分析をどうぞ。
高級化粧品をさんざん試した挙句、40代を過ぎて肌の不調を訴えに来る方は多い。
八千草さんも、宝塚時代など若い頃に厚化粧をされていたと思いますが、それを経た上で自然な美容法に辿り着いたのなら、周りの情報に流されない内面の強さがあったのだと思います。
八千草さんもかつては強めのメイクをしていた時代があったのですが、そうした経験をしたうえでいまのやり方に落ち着いた、と考えられます。
シンプルなのがご自身に合っているのでしょう。
当サイトの考え 日焼け止めと保湿は必要では
当サイトでは「シンプルなスキンケア」についてこれまでに紹介しています。
佐伯チズさんや潤子ララビュールさんが提唱されているような、「できるだけ塗らない」ケア方法ですね。(下の関連記事をご覧ください)
ファンデーションなどを肌に極力塗らないことで肌の負担を減らすのです。
八千草さんの考え方と似ているわけですが、このお二人の主張は「全く何もやらない」わけではありません。(潤子さんの「ノーファンデ主義」もファンデーション使用をゼロに、というわけではないです)
「シンプルなスキンケア」であっても、最低限日焼け止めと保湿を忘れてはいけません。
日焼け止めを使う点は八千草さんと違いますが、肌に合わない場合を除いてこれはやったほうがいいのではないかと。
保湿も同様ですね。
結局のところ自分に合うやり方が一番なわけですが、当サイトの結論としては「シンプルケアでも紫外線対策と保湿はやるべき」とさせて頂きます。