古くは「青竹踏み」などとして、足の裏を刺激する健康法は、いまでは「リフレクソロジー」としてすっかり認知されています。
 
お風呂あがりなどに、足の裏をもむのが習慣になっている人もいるのではないでしょうか。

浴槽の女性
 
足の裏は体のあらゆる部分と関連しており、揉むことで快眠もサポートしてくれるそうです。
 
このコンテンツでは、よく眠れる足の裏マッサージ法を紹介します。


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睡眠トラブルが表れる足の反射区は?

各臓器と対応している、足裏の特定の箇所を「反射区」といい、反射区を押したりもんだりすることで、対応する臓器の働きをサポートできます。
 
お酒をよく飲む人は肝臓の反射区を、便秘気味の人は腸の反射区を刺激する、といったやり方はよく知られているのではないでしょうか。
 

 
日頃の不摂生がたたって、台湾などで足裏マッサージを受けると「イタタタ!」と大きなリアクションになるのはお約束になっています。
 
臓器の働きを改善するイメージが強いリフレクソロジーですが、やりようによっては快眠のサポートにもなることをご存じでしょうか?
 
快眠セラピストで、リフレクソロジストでもある今枝昌子さんによると、睡眠にトラブルを抱えている人は、足の裏に明らかな特徴が表れるそうです。
 
その典型的な例は、
 
足の親指が硬くなること
 
です。
 
これは、睡眠に関わる機能(脳や神経など)の不調が、反射区である足親指に表れているのです。
 

 
一見良くないことのようですが、ここをマッサージすることで睡眠の質を改善させることができる、とも言えるわけです。
 
以下に、今枝さんが提唱する快眠のための足裏マッサージのやり方を紹介します。

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足の裏全体を揉む

いすに座るか、床に腰を下ろし、一方の足を他方の太ももにのせ、足の裏を上に向けて、揉みやすい体勢をとります。
 
両手の親指の腹がなるべく広く足の裏に当たるように押し、かかとから足の指先へ、滑らせるように押し揉みします。
 
片足一分を目安に、両足裏を揉みます。
 
硬い部分があったら、重点的に揉みましょう。
 

足の指を揉む

同じ体勢で、両足の指全てを一本ずつ揉みます。
 
手の親指以外の四本の指を、もむ足の指の爪側にそえて、足の指を支えます。
 
そして、両手の親指の腹を交互に使い、足の指の付け根から指先へ、こするように揉みます。
 
少し痛いくらいの強さで揉みます。
 
足指の腹側が終わったら、両側面もこすり上げるように揉みます。
 
一本の指につき、腹と側面を2~3回ずつ刺激しましょう。
 

足の親指の上部をもむ

片足の親指を、手でしっかりつかんで支えます。
 
もう一方の手で拳を握り、人差し指の第二関節の角を足親指の先端に押しつけて、回すようにして刺激します。
 
両足の親指を1~2分ずつ揉みます。
 
今枝さんによると、快眠のための足裏マッサージに年齢制限はありません。
 
高齢の方でも、このマッサージを続けると睡眠の質が改善します。
 
今枝さんがサポートした73歳の女性は、夜中に目覚める回数が少なくなり、さらに続けることで朝まで熟睡できるようになったそうです。
 
マッサージは、身体が温まっている入浴後に行うのが理想的です。
 
また、自分の好きな香りのアロマオイルを使ってマッサージすると、指の滑りが良くなると同時に、安眠効果をさらにアップできます。
 
慣れればテレビを見ながらでも可能なので、睡眠の質を改善したいあなたは一度試してみてはいかがでしょうか。

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