このコンテンツを作っているのは夏真っ盛り。
 
近年は紫外線対策から、夏でも長袖を着ている女性が増えましたが、やはり暑い季節は薄着になる機会が増えるもの。
 
半袖はもちろんノースリーブ、脚を出したファッションに、時には水着と露出度は確実に上がります。
 
むだ毛処理

「むだ毛処理どうしよう?」と気にしている方も多いのではないでしょうか。
 
ムダ毛処理は、わずかながらも肌にダメージを与える行為です。
 
処理前の準備や処理後のケアを正しく行い、肌へのダメージを極力少なくしましょう。
 
脱毛・除毛における注意点をまとめます。
 
(このコンテンツは、皮膚科医の友利新医師の著書「最新版 肌美人になる スキンケアの基本」と、吉木伸子医師のいちばん正しいスキンケアの教科書を参考にしています)

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処理前後・道具の注意点

まず大前提として、ムダ毛処理を行うなら生理前や生理中は避けましょう。この期間は肌が敏感になっており、肌の回復も遅れがちになります。
 
体調が悪いとき、カサカサ・ヒリヒリするなど肌の調子が悪いときも、もちろんNGです。
 
これをふまえたうえで、以下のようなポイントを意識しつつ処理を進めて下さい。
 

皮膚は温めて清潔にしておく

皮膚のタンパク質、ケラチンは冷えると硬くなり、傷がつきやすくなります。
 
そのため肌を温めて柔らかくしておくと弾力性が増してダメージを抑えられます。
 
また皮膚には雑菌がついているので、石けんなどで洗い清潔にしてから処理を始めましょう。
 
皮膚の温かさと清潔さが両立している入浴中、もしくは入浴直後に処理するのがおすすめです。
 

道具は質の良いものを使う

カミソリを使う場合は上質の製品を選び、刃はまめに変えましょう。
 
最新版 肌美人になる スキンケアの基本」などの著書がある皮膚科医の友利新医師は、安全カミソリを使う場合は、毎回新しいものを使うべきとしています。
 
というのも、こうした理由があります。

カミソリは一回使うと細かい刃こぼれを起こし、切る力が低下してしまいます。
 
すると、刃こぼれが毛にひっかかるので、手に力がはいり、結果的に肌に小さな傷ができてしまうことになります。
 
さらに、洗面台に放置している使用済みのカミソリは雑菌だらけです。
 
その雑菌が傷から入り、肌荒れの原因になります。
 
(肌美人になるスキンケアの基本80ページ)

 
ムダ毛処理は一度行うと、しばらく間隔が空きます。その間にカミソリに雑菌が繁殖し、場合によっては刃がサビることもあります。
 
こうしたカミソリを使うと、肌へのダメージのリスクが上がるのは間違いありません。
 
肌のことを考えれば、毎回新しい新しいカミソリを使うのが理想的です。
 
肌に乳液や石けんをつけてすべりを良くしてから剃りましょう。
 

 
ムダ毛を切る(刈る)除毛器を使うなら、安全性は十分か、使いやすいかなどをチェックしましょう。
 
いまはネットで製品のレビューも多く目にすることができます。LCさんであればIラインシェーバーやVライントリマーですね。

Iラインシェーバーに関しては、ネガティブな製品コメントもあります。
Iラインシェーバー批判的口コミ 動作音・痛みやチクチク
 
使用感はどんなもんだろ?と気になる方は、チェックしてみて下さい。
 
脱毛の場合は毛抜きで抜くよりも、皮膚を温めて抜くタイプの脱毛器のほうがダメージが少なくなります。

処理後のケアもしっかりと

カミソリでの処理では特に、角質が薄く剥がれてしまいます。
 
これはバリア機能が弱くなることに他なりません。
 
この状態で最も注意すべきなのは肌の乾燥です。乳液や保湿クリームなどを塗り、保湿に努めましょう。
 
LCさんには、ムダ毛処理後保湿の定番中の定番アイテムとしてプエラリアハーバルジェルがあります。高評価がたくさん寄せられているので、ぜひチェックしてみて下さい。

脱毛・除毛後にありがちなトラブル

ムダ毛処理で肌は刺激を受けます。
 
そのため処理した後に何らかの不調が起きる可能性があります。
 
処理した直後ではなく、数日~数週間経ってからトラブルが起きることもあるので、処理が原因と気づかないケースもあるのです。
 
処理後の肌はしばらく観察を欠かさないようにして、以下のようなトラブルに気づいたらすぐに対処しましょう。
 

カミソリ負け

肌がチクチクするカミソリ負けは、最も起きやすいトラブルではないでしょうか。
 
肌に小さな傷がついて、かゆみが出たりかさぶたができることもあります。
 
剃った後しばらくして、毛が再び生える時にチクチク・かゆみが出るケースもあります。
 
カミソリ負けは肌が乾燥していると起こりやすくなります。入浴後の処理では特に保湿を心がけましょう。

埋没毛

毛穴の出口が傷ついて塞がり、毛が表面まで出てこれなくなった状態が埋没毛です。
 
毛穴の中で毛が巻くように伸び、腫れてしまうこともあります。つつくなどして毛を出しても、また埋没することがあります。
 
埋没毛は以下の毛嚢炎、毛穴の隆起と共に、気になる場合は皮膚科に相談しましょう。

毛嚢(もうのう)炎

抜いた場合に起きやすいトラブルで、毛穴が炎症を起こしてニキビにように腫れます。
 
ここに色素が沈着し、シミのようになることもあります。

毛穴の隆起(デコボコ)

長期間にわたり毛を抜き続けると、毛根の傷が繰り返されて硬くなり、鳥肌のようにすることがあります。
 
抜くことをやめれば、ある程度自然に治りますが、無理に抜き続けると治らなくなります。