洗顔において「たっぷりの泡を立てる」のはいまや常識になっています。
 
あらゆる美容記事が泡の重要性を指摘していて、当サイトを読んで下さる女性のほとんどは洗顔時の泡立てを実践されているのではないでしょうか。

(顔をキレイにするよりも、泡を立てることのほうが目的になってたりして・・・)
 

 
一方で泡立てない洗顔方法もあり、「泡は必要ない」という主張もあります。
 
その「泡立てない美容法」で多くの支持を得ているのが、米澤房昭さんです。米澤さんの洗顔では、クレンジングクリームを顔に乗せてマッサージを施します。
 
このコンテンツでは、「米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55」を参考に、なぜ泡が必要ないのか?などをまとめています。
 
LCさんにも、泡立てずに使ってOKなアイテム(ハナビラやしろつやびじんなど)があります。
 
これについては泡立てない洗顔 ハナビラ・しろつやびじん使い方コンテンツをご覧ください。

米澤房昭さんのプロフィール

米澤さんて誰?という方も多いと思うので、まずは米澤さんのプロフィールを紹介します。

米澤房昭(よねざわ・ふさあき)
1945年熊本県生まれ。
 
化粧品会社を経て、1974年より横浜でサロンを開業。
師匠をもたず、ひたすら自身の指先の感覚と顧客の肌の反応を頼りに、独自のテクニックを編み出す。
 
そのオリジナリティの高さと効果の確実さ、そしてあらゆる肌に応用できる実力が評判となり、女優やタレント、モデル、それにニキビやアトピー生皮膚炎のひどい肌トラブルの人まで、幅広い顧客を抱えるように。
 
1999年、銀座に「米澤式健顔」として移転し、現在に至る。
 
「米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55」より

 
米澤さんは2012年時点で39年間、延べ12万人の肌に触れてきました。「祖母、母、私と三代にわたって米澤さんのスキンケアを受けている」という女性もいます。
 
多くの方に支持されている米澤さんの美容法を象徴するメソッドのひとつに
 
15分かけて、ごく軽いタッチで行われる洗顔
 
があります。
 
この洗顔は「泡立て洗顔」ではありません。
 
クレンジングクリームを顔に乗せ、軽いタッチのマッサージを続けることで自然に泡が立ってくるのです。
 
この過程については、このように解説されています。

ごく弱い圧で時間をかけて行うから、自分の皮脂とクレンジングクリームがうまく溶け合う。
 
溜まった脂が溶け出ていくからこそ、肌の奥から新鮮な皮脂が分泌される。

新鮮な皮脂が分泌されるということは、「自前の皮脂」で保湿が可能になることを意味します。
 
たとえ乾燥肌であっても、米澤さんによれば「実は表面に不要な角質が溜まってカサカサしているだけで、それを取り除くと皮脂がきちんと表面に分泌されるようになる」のです。
 
一般的なスキンケアでは、乳液やクリームなどの油分により保湿を図り、米澤さんのスキンケアでも、乳液を使用することがあります。
 
しかし肌のコンディションさえ整えれば、「自前皮脂」で保湿は可能であり、乳液・クリームは不要になるのです。
 
「化粧水一本で(乳液などは使わずとも)潤う肌」です。
 

 
これを実現する手段のひとつが「泡立てない洗顔」です。次のコンテンツでは、なぜ泡立てなくてもOKなのかを解説します。
 
 
ちなみにこのクレンジングマッサージは男性に施しても、もちろんOKです。毛穴や肌の深部に溜まっていた古い皮脂が落ちるため、加齢臭がなくなる男性も多いそうです。
 
米澤さんのサロンやブログへのリンクを紹介します。
 
米澤房昭さんのサロンサイト
yonezawashiki.co.jp/
 
米澤式健顔オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/kengan

なぜ泡は不要なのか

米澤房昭さんは「『たっぷりの泡を立てる』は、実は洗顔には不要なんです」とされています。
 
それはなぜかというと、

確かに泡がたくさんできれば、表面積は増えます。けれど、結局のところ顔に触れている面積が増えるわけではありませんよね。
 
それに、発泡剤を入れ込めばモコモコの泡は簡単にできます。たっぷりの泡は洗浄力を示す指標でもなんでもありません。
 
むしろ、泡という形で膨張して洗浄成分が広がる=薄まるので、洗浄力は弱くなっていると考えるほうが理にかなっています。

泡を立てる意義(?)を強調するために「泡で毛穴の汚れを落とす」といったうたい文句もしばしば目にしますが、米澤さんは
 
「残念ながら、洗顔料の泡が入り込むほど大きな毛穴はありません」
 
としています。「モコモコの泡」=キレイに洗えるというわけではないのです。
 
それでは、肌がキレイになる洗い方とはどういうものなのでしょうか?
 
米澤さんのやり方のポイントだけをまとめます。

洗顔料を顔の各パーツに置く

力を入れずソフトな力で撫でる

ペーストが徐々に泡になる

この「泡になっていく瞬間」こそが、皮脂や不要な角質を巻き込み、肌をキレイにしていく

 
洗顔における米澤さんの「教訓」を一部紹介します。
 
汚れが落ちるのは「泡になる瞬間」と心得よ
モコモコの泡は「役割を終えている」ので要注意!

 
モコモコに泡を立てるだけが洗顔方法ではない、というのがある程度納得して頂けたのではないでしょうか?
 
泡立てない洗顔でハナビラ・しろつやびじんを使う際には、米澤さんの考え方も参考にしてみて下さい。

>>ラブコスメ公式サイト
※「商品一覧」カテゴリをチェック!