LCさんのサイトに寄せられているレビューを読んでいると、一定の割合で”敏感肌に悩まされている”旨の体験談を目にします。
個人的には「敏感肌の方は意外と多いんだなぁ」という印象を持っているのですが、ある記事を先日目にしてから、もしかしたら「勘違い」のケースも少なくないかも?と考えるようになりました。
その記事とは、「新・美肌革命」の中で佐伯チズさんが書かれていた「自称『敏感肌』」です。
佐伯さんは「自分は敏感肌だ」と勘違いしている女性もいるのではないか?とお考えなのです。
勘違いしたままでメイク用品を使うのを躊躇しているなら、それはちょっともったいないかもしれません。
自称敏感肌とは?
敏感肌の場合、こうしたお悩みがよく聞かれます。
・化粧品をつけたら、ヒリヒリする
・肌が赤くなるので日焼け止めは使えない
刺激の強い成分を含んだ製品も確かにありますが、そもそも「つけたらヒリヒリする」化粧品はおかしいのではありませんか?
この件について、佐伯さんは「自称『敏感肌』」でこのように書かれています。
「あら、お客さまは敏感肌ですね」
「お肌が薄くてデリケートですね」
そういわれると女性は「そうなんです」と、うれしそうにうなずき、「この人、話がわかるわ」と、財布の紐がゆるくなる。そこを化粧品の販売員は突くのです。
その結果、「そうなの、私って敏感肌なのよね・・・」と暗示にかかり、本当はそうではないのに、自ら敏感肌にしてしまうこともあります。
はっきりと申し上げます。日本は世界の中でも化粧品の中でも化粧品の基準が極めて厳しい国です。
しかも、化粧品の技術は日進月歩でレベルアップしており、いまや肌につけただけで、すぐにかぶれるとか、吹き出物がとまらないというケースは、非常にまれなのです。
「新 美肌革命」74ページ
「そうはいっても、実際にヒリヒリする(赤くなる)んだから・・・」という方も多いでしょう。
そんな方は、本当に敏感肌である場合とは別に、こんな条件がそろっていないか考えてみて下さい。
ストレスを受けている
暴飲暴食している
スポーツをして汗をかいた
サウナに行った
ピーリングやダブル洗顔を頻繁に行う
顔剃り(むだ毛処理)をした
屋外で過ごして長時間紫外線を浴びた
生理前になると吹き出物が増えることがあるように、女性の肌はホルモンバランスなど様々な要素に影響されます。
つまり化粧品に問題があるのではなく、自分の体調や生活スタイルが原因ということは考えられないでしょうか。
同じ化粧品を使っていて「昨日は調子良かったのに、今日はヒリヒリする」場合は、かなりの高確率で自身の体調が関わっているはずです。
勘違いとはいえ、「自分は敏感肌」と決めつけてしまうと、どんな製品でも使うのに二の足を踏んでしまうものです。
たとえ使うにしても「何かトラブルが起きるんじゃないか」と不安を抱えることになってしまいます。
佐伯さんはこのように書かれています。
化粧品というのは気持ちの持ち方ひとつで、毒にも薬にもなります。
だから、自分の肌を敏感肌だと決めつけないで、もっと化粧品を愛しんでほしい。
そして、トラブルが出たときは、まず自分自身に原因がないかを振り返ってみて下さい。
肌を育てるというのは、女性にとって本来、とても楽しいこと。なのに、毎日ビクビクしながら化粧品を使うなんて、もったいないと私は思います。
「新 美肌革命」75ページ
かつて何か化粧品を使って赤くなった、ピリピリしたといった経験をすると、「敏感肌かも?」と考えてしまうものです。
でもそれが勘違いなら、化粧品使うことに憶病になってしまうのはもったいないでしょう。
UVケアが楽になったり、美容の調子を整いやすくなる機会を失っているからです。
仮に本当に敏感肌であっても、使えるLC製品はあります。上で佐伯さんも指摘されているように、製品を作る技術も日々進歩していますからね。
使える化粧品は意外と多いのかもしれません。
小峯貴子さん 敏感肌のケアは「極力何もしない」
「自分の思い込みで敏感肌」のケースも考えられますが、本当に敏感肌の場合は、ちゃんとしたケアが必要です。
敏感肌ケアについてはすでに様々な情報がありますが、ここではスキンケアセラピスト・小峯貴子さんの考えを紹介します。
(「今すぐ美肌習慣」93ページを参考にしています)
小峯さんは、敏感肌についてこのように解説されています。
敏感肌、荒れ肌、赤み肌、これらの肌の方も残念ながら表皮が何らかの理由で傷つき、肌のバリア機能が著しく低下しています。
それではこれに対してどのように対処するのかというと、簡単にいえば
極力何もしない
ということになります。
これはどういうことかというと、
このような時は、パックやマッサージはもちろんのこと、基本のお手入れさえもしないほうが良いのです。
”積極的なお手入れをしないこと”が一番のお手入れになります。
化粧水もしみるほど状態が悪いなら、敏感肌用に開発されたジェルもしくは美容液などを使いましょう。
そして小峯さんが強調されているのはお宝光線を当てること
お宝光線って何?と疑問をお持ちの方がほとんどでしょう。
平たく言うと化粧品をつけたところに手を当てること。
手のひらを当てることの有効性は、佐伯チズさんも強調されていますよね。
手のひらは一番身近な”メイク用品”ですが、有効に活用している人は意外と少ないのではありませんか?
手の平の有効性や「お宝光線」についてはこちらのコンテンツをご覧ください。
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肌に手を当てて”お宝光線”!美容の実感もアップ