目のクマに悩まされている女性って、意外と多いですよね!
 
クマにはいくつかの原因があり、それによってクマの「色」が変わり、対処法も違います。

米澤房昭さんの著書「米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55」148ページと、友利 新(ともり あらた)医師の「肌美人になる スキンケアの基本」130~133ページを参考に目のくま対策をまとめました。

クマの原因と対処 血行不良など

正直言いまして、クマは体質も関係しているため完全に消してしまうのは難しいケースもあります。
 
その場合でも、生活習慣の見直しなどで改善することもありますし、メイクにより薄くすることもできます。
 
温冷パックやマッサージについてもまとめているので参考にしてみて下さい。

青いクマ

青いクマは、色が白い人、皮膚が薄い人、冷え性で血行不良気味の人に多く見られます。
 
目の下の皮膚はとても薄く、顔の他の部分と比べると三分の一程度の厚さしかありません。
 
そのため、寝不足や目の疲れで血行不良になると、老廃物を含んだ血液が皮膚を通して透けて見えるのです。
 
血液中の老廃物が多いほど、クマが青黒く見える傾向にあります。
 
青いクマは肌の不調ではないため、根本的に消すことはできません。しかし黒さはないので、コンシーラーなどを使えば比較的簡単にカバーできます。

青黒いクマ

青黒いクマは、メイクをしても透けることが多く、完全に隠すのは困難です。
 
疲労や血行不良など、青黒いクマを発生させる原因を特定し、解消しなくてはいけません。
 
以下のような対処で疲労を解消し、血行を改善してあげましょう。
 
・十分に睡眠をとり体を休める
・適度に運動して血流を促進する
・タバコは吸わない

 
この他に友利医師は、目の下を指でポンポンと優しく押さえて離す動作を繰り返すマッサージも推奨されています。
 
目の周囲は皮膚が非常に薄いので、絶対にこすらないように注意します。
 
即効性が欲しいなら、

・冷たいタオルや保冷剤で目元を冷やす

・熱い蒸しタオルなどで温める
(それぞれおよそ1分間ずつ)

 
という温冷パックも効果的です。
 
何度か繰り返すことで血流が回復します。

茶色いクマ

茶色いクマ(茶クマ)は小さなシミが集まったものです。
 
そのため血行を改善したり、休養をとっても大きな効果はありません。シミ対策が必要です。
 
茶クマは目元をこするなど刺激を与えるクセがある人に多く見られます。
 
こんな習慣がある人は要注意です。

・アイラインを引いたり、つけまつげをつける時、目の周囲の皮膚に何らかの刺激を与えている。
 
・目の下にコンシーラーをつけるとき強い力を加えている
 
・コンタクトレンズを取った後などに、目をゴシゴシこする
 
・UVケアをあまりしない

 
こうした癖はすぐにやめて、ビタミンC誘導体を配合された美容液、目元周辺用のシミ対策クリームなどを利用しましょう。
 

 
ただし目元はデリケートな部位なので、刺激や違和感を少しでも感じたらそれらのケアは中止して下さい。
 
目元は目立つ場所でもあり、デリケートなケアを安心して行いたいなら美容皮膚科に相談するのも良いでしょう。

米澤房昭さん クマ改善マッサージ

米澤房昭さんは、クマにはマッサージが効果的としています。
 
「目の下のクマは、マッサージで消えますか?」との問いに、
 
「もちろんです。繊細なパーツほど結果もすぐに出ますよ」
 
として、次のように解説されています。

目の下のクマができる原因は、主にふたつあります。
 
まず、肌の新陳代謝がうまくいかず、メイクの汚れや古い角質が残っているケース。これが溜まると色素沈着となって目の下をくすませます。
 
次に、睡眠不足や目の使いすぎなどによる血行不良。
 
このふたつをいっぺんにケアできるのがクレンジングマッサージなのです。

目の下のマッサージはあまり馴染みがありません。
 
かなりデリケートな場所なため、マッサージのやり方にはコツがあるようです。

皮膚が薄いところなので最初は怖いかもしれませんが、そっと行えば大丈夫。
 
指先をワイパーのように動かしてほぐしますが、このとき、手のひらをほほに密着させるのがポイント。
 
指に圧が集中せず、デリケートなパーツもうまくクレンジングできますよ。

ごく軽く、優しく行うのがポイントのようです。
 
クマが気になる方は実践してみてください。