当サイトでは、メイクを極力やらない”ノーファンデ主義”について以前紹介しています。(下の関連記事をご覧ください)

「何もつけないのが肌に良い」という、ノーファンデの主旨は多くの女性に賛同頂けるのではないでしょうか。
 

 
しかし同時に「何もつけずに外出はちょっと…」と抵抗を感じる方も多いはず。
 
内科医で皮膚科医の友利新医師が、そんな方の参考になりそうな考え方を著書「美人科へようこそ!」で紹介されています。
 
いわば「しっかりメイク」と「ノーファンデ」の中間ですね。
 
美人科へようこそ!女医が教える本当の美容法【電子書籍】(楽天市場)の29~31ページから一部を抜粋して紹介します。

友利医師がクリニックではほぼファンデなしの理由と外出時のケア

友利医師は自身のクリニックではファンデーションをほとんど使わないそうです。
 
その理由は…

美肌になりたければファンデーションも着替えましょう
 
私はクリニックで診察している時は、なるべくファンデーションを塗らず、日焼け止めとお粉だけですませるようにしています。
 
私の肌はもともとはキメが粗いし、昔はニキビもいっぱいありました。
 
そんな私の肌も、きちんとケアすることでここまでになりますよ、ということを患者さんに知ってもらい、治療へのモチベーションを上げてもらいたいからです。
 

友利医師も理想は”ノーファンデ”ですが、必要であれば適宜ケアをするべきという考えです。

肌にとっては、素肌でいるのがいちばん良いことですし、本当は素肌がいちばんキレイだと思います。
 
ただ、屋外では素顔でいるより、日焼け止めクリームやBBクリームくらいは塗ったほうが良いと私は考えています。
 
なぜなら、紫外線はもちろん、黄砂やPM2.5などの環境因子で、肌が刺激を受ける恐れがあるからです。
 
私は外に出かける時、肌に一枚ヴェールを掛ける気持ちで、ごく薄くファンデーションを塗るようにしています。

次のコンテンツでは友利医師の使い方を紹介します。

友利医師が使うファンデの種類と使い方

まずはファンデーションの種類について簡単におさらいを。

ファンデーションは大きく分けて、パウダー、クリーム、リキッドの3種類がありますよね。
 
・パウダーファンデーション・・・顔料をシリコンなどの油性成分や乳化剤で固め、コンパクトに収めたもの(水分が含まれていないので、防腐剤は使用していない)
 
・リキッドファンデーション・・・顔料に水分と油分をプラスして、伸びを良くした液状のもの(水分が含まれているので、乳化剤や防腐剤で成分を安定させている)
 
・クリームファンデーション・・顔料に水分と油分を足したクリーム状のもの。リキッドファンデーションより油分が多い(水分が含まれているので、乳化剤や防腐剤で成分を安定させている)
 

友利医師はリキッドタイプを、保湿を意識した独自の使い方をします。

仕上がりの質感で好みが分かれてくると思いますが、私はリキッドファンデーションをよく使います。顔全体に塗るのではなく顔の中心部分に塗ります。
 
お猿さんの顔でいえば、毛のないところだけ塗るイメージです。そして顔の縁にはシェーディングパウダーをのせるだけ。
 
ファンデーションで全体をカバーするというよりは、化粧水→クリーム→日焼け止め→乳液で保湿ケアをしっかりするようにしています。
 
撮影でしっかりメイクをすることが続いて肌を休めたい時などには、下地とお粉だけですませます。
 

「ガチッとファンデを塗る」と「全く塗らない」の間の状態をフレキシブルに変えるわけですね。

毎日同じようにファンデーションを塗ってメイクする必要はありません。その日の体調、仕事、会う人などでファンデーションを使い分けるのもアリだと思います。
 
すごくラフでスポーティーなファッションの時に、ドレスを着た時のようなしっかりメイクだと変ですよね?
 
洋服を着替えるように肌も着替えてみたらいかがでしょう?

「外に出るならしっかりメイクしないと厳しい」という方は多いかもしれません。
 
しかし人には会わないといった外出であれば、「パパッと日焼け止めだけを塗るだけ」のほうが、肌への負担は軽くなります。
 
友利医師のやり方も参考にしてみてはいかがでしょうか。