このコンテンツを作成しているのは9月の上旬。
まだまだ残暑が残っているとはいえ、朝晩は「ちょっと涼しいかな?」と感じる日が増えてきました。
この間まで「暑い~」とダラけていたのに、もうしばらくすると「寒い~」と縮こまる季節になりそうです。
冷えは女性の大敵です!今後は体を温める意識も必要になってきます。
体を温めるといえば、まずはショウガですよね!
ショウガは、生と加熱後では少し働きが変わるそうですよ!
加熱するとショウガオールが増加!脂肪や糖の燃焼促進効果
ショウガはいまや体を温める食材の代表として認知されています。
有名人の中には、寒い季節にチューブ入りショウガを持ち歩いて、食事の際はスープに入れて食べるという人もいます。
ショウガは世界中で古くから薬効作用のある食品として重用されてきました。
漢方で処方される「乾姜(かんきょう)」などは最も典型的です。
ショウガの体を温める効果において特筆すべきなのは、生の状態と加熱後で薬効成分の比率が変化することです。
ショウガにはショウガオールとジンゲロールという二つの薬効成分があり、ショウガを蒸すなどして加熱すると、ショウガオールが生の状態のおよそ10倍に増えます。
二つの成分の主な効能は以下のとおりです。
・脂肪や糖質の燃焼を促進して体温を上げる
・血管を拡張して血行を良くする
・免疫力を高める
・コレステロール値を下げる
・殺菌・解毒
■ジンゲロール
・血流を促進して体を温める
・殺菌
・免疫力を高める
・頭痛や吐き気を抑える
・抗がん
上で挙げた漢方薬「乾姜」は、ショウガを蒸した後、さらに乾燥させて作られます。
この過程でショウガオールがさらに増えるので、乾姜は生のショウガでも効果が感じられない時に処方される”切り札”のような漢方薬です。
そのため乾姜は、冷えがひどい、体力が著しく衰えている、といった患者に対して処方されていたそうです。