「腸内環境が乱れると、お肌の調子も悪くなる」とは、ほぼ常識になっています。
お通じが悪くなって吹き出物ができた、といった経験は、特に女性であれば多くの人が経験しているのではないでしょうか。
それでは、腸内環境が悪くなるとなぜ肌の状態も悪化するのでしょうか?
腸内細菌は、様々な代謝物を産生しています。
腸内環境が悪くなる(=腸内悪玉菌が増える)と、体に悪い影響を与える代謝物が多く作られるようになります。
それが腸から血液中に吸収され、全身を巡る際に肌の状態も悪くすると考えられます。
乳酸菌飲料メーカーのヤクルトが、日本乳酸菌学会2010年度大会で発表した研究結果があります。
20~70代の女性40人を2群に分け、ガラクトオリゴ糖を含むビフィズス菌発酵乳と対照飲料を4週間飲んでもらいました。
その結果、ビフィズス菌飲用群では肌水分の含有量が維持され、肌の乾燥が抑制されたことが分かりました。
腸内環境の良し悪しが肌の状態も左右するのは間違いありません。
最近では、肌だけでなく糖尿病や一部のがん、自閉症にも腸内環境は影響することがわかっています。
心身の健康維持のためにも、良好な腸内環境は必須なのです。
腸内環境と肌の関係 改善で保湿力UP・乾燥抑制 ヤクルトの研究
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