保湿に化粧水→乳液・クリームだけでOK?やセラミドの働きや配合化粧品の見分け方でも紹介しているように、美容において保湿は必須です。
極端に聞こえるかもしれませんが、「何はなくとも保湿」といっても過言ではないでしょう。
しかし、間違った保湿方法が実践されているケースもあるようです。
NGなやり方例とその理由をまとめます。
実は効果なし?な保湿方法
(場合によっては)効果なし、として以下の方法を挙げていますが、実は私は全てやってます・・・。
これらの方法を「効果あるもの」に変えるには、ある条件があります。
(「いちばん正しいスキンケアの教科書」101ページ、医師が教える正しいスキンケア大全62~63ページを参考にしています)
水スプレー
肌が乾いてきたときに、化粧水やミネラルウォーターをスプレーする人がいます。
スプレー直後は、見た目どおりものすごく潤ってるように感じます。
しかしこれらは保湿成分をあまり含まないので、吹きかけた水分も数十分すれば蒸発してしまいます。
加齢などで肌の保湿力が失われている場合は特に、ほとんど意味がありません。
保湿の基本は、まずは保湿成分を肌に補給することです。
スチーム
これも上のケースと同様です。
肌に保湿力が備わっていなければ肌に水分がキープされず、蒸発するだけになってしまいます。
保湿成分が補給されなければ、根本的解決にはなりません。
水をたくさん飲む
摂取する水分と肌の潤いは無関係ではありませんが、「飲めば飲むほど肌が潤う」と考えるのは間違いです。
余分に飲んだ分は尿として排出されます。
またこの場合も同様に、肌に保湿成分がなければ潤いキープはできません。
以上でお気づきかもしれませんが、これらの方法が潤い効果を発揮するためには、
肌に保湿成分が備わっている
ことが必須なのです。
保湿に化粧水→乳液・クリームだけでOK?で紹介しているように、「スポンジ(=保湿成分)」が無い状態で水分を与えても、すぐ乾いてしまうのです。
加齢などで保湿成分が減少しているなら、まずはセラミド配合美容液などで保湿成分を補給する必要があります。
これは、まだ若くて肌に保湿成分が十分なら、上のような方法でも潤いをキープできるとも言い換えられます。
(わ、私はそろそろ補給するべきかも・・・)
次は、肌に保湿成分が備わっていても注意したいポイントです。
水分を長時間補うのはNG?
保湿=水分を補うといっても、これは「肌を水に長時間接触させておけばOK!」というわけではありません。
なのでお風呂に長時間入っても保湿されるわけではないのです。
それどころか、肌が濡れている状態が続くと、角質層の細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が流出してしまいます。
これと同じことは、化粧水の使用においても起こります。
「時間があるときは、化粧水を含ませたコットンで長時間パックしてます」という女性は多いかもしれません。
しかしこの化粧水に、細胞間脂質やNMFを補う、もしくは生成力を高める成分が十分に入っていない場合は注意が必要です。
肌がふやけて角質層の保湿成分が流出し、逆効果になってしまうことがあるのです。
それなら、保湿成分のある美容液ならたくさんつけてもOKじゃないの?と考えてしまいますが、一度に大量の美容液を浸透させようとするのもいけません。
というのも、肌の角質層に浸透できる量は限られています。
保湿美容液をつけすぎると、肌にもともと備わっている保湿成分である皮脂の分泌バランスが崩れてしまう可能性があるのです。
乾燥肌の方は特に注意しなくてはいけません。
保湿成分を含む美容液であっても、適量を使用するようにして下さい。