最近では「肌断食」という言葉はすっかり定着しました。
 
意味としては「普段のメイクをやめて、肌を休ませる」という点で概ね共通しています。
 
しかしそのやり方の詳細に関しては、見解の相違があるようです。

このコンテンツでは、美容アドバイザー・佐伯チズさんの肌断食についての考え方を紹介します。
 
(「美肌塾」84~85ページ、「美肌革命」22、38ページを参考にしています)

佐伯チズさん 肌断食の目的

佐伯さんは、いろいろとつけすぎる「過食肌」は何もしない「栄養失調肌」よりも恐ろしい、とされています。
 
そもそも、肌には自力できれいになるパワーがあります。過剰なお手入れはかえって肌を退化させてしまうのです。
 
これまでに多くの女性の肌を見てきた経験から、佐伯さんは

トラブルを抱えている方というのは得てして肌が過食気味、言い換えれば「肌肥満」状態です。

と実感しています。
 
いろいろな化粧品をつけて肌が悲鳴をあげている(=肌トラブル)のを見て、何とかしようとリッチなクリームをつけてしまう。
 
すると肌が本来持っている自浄機能をさらに低下させるという悪循環が始まってしまいます。
 
時には、何も手を加えずに肌本来の力を呼び戻す必要があるのです。
 

 
肌断食はとても重要なのですが、佐伯さんにはこんな体験があります。

知り合いの女性が、ニコニコしながら私に近づいてきていいました。「先生、毎日やってますよ、肌断食」って。
 
よくよく聞いてみると、彼女の肌断食は単に何もつけていないだけなのでした。
 
「ズボラケア」と「断食」とは、まったく違うものです。
 
最近、「肌断食」という言葉がひとり歩きして、「何もしないことが肌にいい」と勝手な解釈をされたり、「断食後の回復食は何がいいですか?」という質問をされた、いろいろです。
 
こうなると、どうも私が唱えているものと意味合いが違ってきているような気がします。

それでは、佐伯さんの「肌断食」とはどういうものでしょうか?
 
まず、その目的は「単にメイク等を施さない」だけではありません。「肌の声を聞く」のが目的です。
 
普段のスキンケアやメイクなどで、女性の肌は休む暇がありません。仕事をしている女性は特にそうです。
 
なので、たまには化粧水や美容液、クリームといった「肌の食事」を抜いて、肌本来の姿を取り戻してあげるのです。
 
朝起きて洗顔をしたら、あとは何もつけずに肌を休ませてあげます。
 
そして、「カサつきはないか」「水分と油分のバランスはどうか」など、鏡に向かって素の肌の状態をチェックするのです。
 
つまり佐伯式では、「何もつけないから肌断食」ではなく、「何もつけない肌をチェックする(肌の声を聞く)」という過程が必要なのです。
 
何もつけない「素」での肌コンディションを調べて、以後のスキンケアに活かすわけです。
 
肌断食を終えたら、今の自分に本当に必要な化粧品だけを厳選してつければ、肌の生活習慣病にかからずに済みます。
 
例えば、肌がカサカサしていると感じたら、誰でもクリームをつけてしまいがちです。
 
しかしよく観察してみると、多くの場合で肌が本当に欲しているのはまずは「水分」です。
 
肌断食が終わったら、化粧水、美容液でしっかりうるおいを補給してからクリームでフタをしてあげましょう。
 

肌断食を土曜・日曜に行う場合

肌断食は週末の一日だけでもOKですが、2日連続や一週間という単位でも行えます。
 
季節の変わり目に「リセットケア」として取り入れるのも効果的です。
 
ここで、2日連続で肌断食を行う場合の「時間割」を紹介します。
 
土曜日、日曜日がお休みと仮定します。
 
金曜日(夜) 
通常のクレンジングとスキンケアをする。
 
土曜日(朝) 
起床して顔を素洗いする。
洗顔の3時間後、肌をチェックする。
→うるおいは?皮脂は?
 
土曜日(夜)
顔を素洗いして就寝。
 
日曜日(朝)
起床して顔を素洗いする。
洗顔の3時間後、肌をチェックする。
→水分と油分のバランスは?
 
日曜日(夜)
顔を素洗いして就寝。
 
月曜日(朝)
通常のスキンケアとメイクに戻る。
 
肌断食は、いまや多くの女性が実践しているのではないでしょうか。
 
メイクを全くやらない、というだけで終わっても目的の一部は達成できますが、せっかくの機会なので肌チェックも少し心掛けてみてはいかがでしょうか。
 
肌の課題が見つかって、美容の調子のさらなる改善が期待できるかもしれませんよ!

PR