このコンテンツでは、医師や美容家のくちびるケア方法をまとめています。

ケアの基本的な考え方や、唇の美容に関するエピソードを紹介します。
 
このコンテンツは「いちばん正しいスキンケアの教科書」の200ページ、「絶対! ノーファンデ主義」92ページ、「くちびる美人ダイエット」66~67ページを参考にしています。

吉木伸子医師の唇ケア基本やUV対策

唇のケアは美容トピックとしてはあまり話題になりません。
 
しかし一番目立つパーツであり、男性も注目しています。メイクをする女性は唇が荒れるリスクもあります。
 
スキンケアほど気を遣う必要はないので、ちょっとした心がけで唇のコンディションをキープしましょう。
 
唇ケアの基本はなめたりこすったりしないことです。
 

 
唇の赤い色は血液が透けて見えている色です。唇の皮膚はそれだけ薄いので、デリケートなケアが必要です。
 
皮がめくれた時は無理して取らずにワセリンでふやかして優しく取ります。
 
歯磨き粉や石けん、クレンジング剤は唇になるべくつけないほうが無難です。
 
グロスは刺激が強い場合があるので、肌が弱く荒れやすい人は使用を控えましょう。
 
紫外線も唇荒れの原因にもなり得ます。
 
よしき皮膚科クリニックの吉木伸子医師は、唇にも以下のようなUVケアを勧めています。

・帽子や日傘を適宜利用する
・メイクの際に唇にも少しファンデーションを塗る
・日焼け止め配合リップクリームを使う

 
日焼け止め成分が配合されたリップクリームは、肌が弱い人が使うとかぶれることがあるので注意して下さい。

”ノーファンデ”潤子ララビュールさんの唇ケア

「ノーファンデ主義」を主張する潤子ララビュールさんですが、「スキンケアを何もしない」というわけではありません。
 
唇も同様で、ちゃんとお手入れをします。唇は目立つパーツなので、印象を左右するようです。

唇がガサガサ・シワシワで血色が悪いとどうでしょう。老けた印象を与えるばかりか、身だしなみとしてもだらしなさや不潔感を与えてしまうかもしれません。
 
日頃から唇も保湿を怠らないのがベストですが、手っ取り早くツヤを出すには、リップグロスが一番。
 
シーンにもよりますが、口紅をしっかりつけるよりも、赤みのあるグロスで血色とツヤをプラスするほうが自然な若々しさが手に入ると思います。
 
唇の中央にチョンと置いてから筆や指で左右に伸ばす。

LCさんのリップケアといえばヌレヌレです。ヌレヌレとグロスは似ていますが、少し違いがあります。

目的によって使いわけてみて下さい。
 
くちびるが与える印象に関連して、エピソードをひとつ紹介します。

宝田恭子さんが驚いた佐伯チズさんの唇 ローションパックやり方

肌の色は気にしても、くちびるの色には無頓着な人って意外と多くないですか?
 
少し気にしていても、色の濃い口紅をひけばOK、という人もいるでしょう。
 
歯科医師の宝田恭子さんも、以前はあまり気にしていませんでした。
 
しかし、テレビ番組「はなまるマーケット」で一緒に出演していた佐伯チズさんから
 
「くちびるの色をあきらめて濃い色を塗り重ねるよりも、くちびるをいたわることが先」
 
とのアドバイスを受け、ハッとしました。
 
佐伯さんの唇は、口紅をほとんど使わなくても、きれいなピンク色なのです。宝田さんは「唇はケアすれば色がよみがえるのだ」と気づきました。
 

 
そこで宝田さんは、佐伯さんから教わったローションパックを唇にも施してみることに。
 
やり方は簡単で、薄いコットン水を水で濡らしてから化粧水をしみこませ、しばらく唇の上にのせるというもの。
 
数日後には、宝田さんのくちびるの色も以前より明るいピンク色に!本人も驚くほど「誰かに触ってほしいくらいにプルプル」になりました。
 
そして思わぬ発見もありました。

くちびるがきれいになったら、顔全体も明るく生き生きとみえるものなのだとはじめてしりました。

唇はとても目立つパーツです。美容を心がけることで、唇だけでなく顔全体の印象を良くするのは十分考えられるのではないでしょうか。